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映画レビュー 「少年メリケンサック」

少年メリケンサック

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http://www.meriken-movie.jp/
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330915

パンクバンドをベースにした宮藤官九郎が監督を務めた作品。

メイプルレコードに勤務するかんな(宮崎あおい)は偶然、ネットで少年メリケンサックというパンクバンドのムービーを見つける。社長(ユースケ・サンタマリア)の指示で、契約を取る指示が出され、まずアキオ(佐藤浩市)に会いに行くが、そこには50過ぎのオッサンが・・・。一方でWebアクセスは爆発し、全国ツアーまで決まってしまう・・・。

いきなりネタバレ的な内容だが、いわゆる本当のコメディなので、大きなオチも無く、面白おかしく話は進む。
そしてもう一つの見どころは、普段2枚目で通ってる宮崎あおいや佐藤浩市が下ネタをバリバリに言うギャップだろう。
ぶっちゃけこのノリで楽しんでよ!で以上なのだが、それではレビューにならないので少々気になったところを。

ドタバタコメディの中で、2つの大きなテーマがある。1つは夢を諦めきれてないオッサン達の生き様と、かんなの現実逃避だ。再結成したメリケンサックは演奏もグダグダで、全く曲になってないまでもツアーは続ける。広島でのアキオの言葉が印象的だった。「若いモンにバカにされて、ここでやんなきゃ収まりつかねーよ!」これこそオヤジのプライドだ。古いモノは淘汰され消えゆくのが世の常だが、そんな中で我ここに在り的な気持ちは嫌いじゃない(笑)

もう一つはかんなの現実だ。彼氏であるマサル(勝地涼)は所謂かんなのヒモなのだが、かんなはその現実に気づかないのか、気づきたくないのか、そうは感じていない節がある。しかし、メリケンサックのツアー中に気づくのだが、吹っ切れた女は強い(笑)

全く持って超個人的な意見なのだが、ワタクシはラブソングが嫌いなのである。正確に言うとラブソングばっかり歌ってるアーティストが嫌いだし、加えて、キレイごとばかりのアーティストも嫌いだ。
恋愛なんて実際にはそんな歌で歌われるようになんて上手くいかない事の方が多いし、世の中もそんなに甘くない。だからマサルは登場した時点で嫌いなキャラだったのだが、ラブソングばかりの奴はロクな奴がいない(失礼)というワタクシの持論とぴったりあってしまい、妙に共感した。

だいぶ偏ったレビューになってしまったが、この作品は登場するキャラクタも濃い面子ばかりで飽きないし、内容もテンポが良いハチャメチャなコメディで面白く、単純に笑いたいときにオススメできる作品だ。それと壊れていく宮崎あおいを観たい人にもオススメしておきたい。

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「恐怖」

恐怖

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http://www.kyofu-movie.jp/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336550

一瀬隆重プロデューサーとリングの脚本を担当した高橋洋が監督を務める作品。本作でJホラーシリーズは完結となる。

今から17年前、夫婦で医師である悦子(片平なぎさ)は、脳実験が記録された古いフィルムを見てしまう。そのフィルムにはまさに自分たちがやろうとしていた、シルビウス裂に電流を流すと、普段見えない物が見える様になるという、そのものだった。やがてスクリーンには大きな白い光が映し出される。それをたまたま見てしまったみゆき(中村ゆり)とかおり(藤井美菜)。全てはここから始まる・・・。

今までのホラー物と決定的に違うのが、今までは、見えるにせよ見えないにせよ、何か霊的な物が襲ってくるのに対して、本作は内に秘めているものが顕在化してしまうこと、またそれにより何か違う事が起こってしまう事で、怖さを演出している点だと思う。

この試みはなかなかか面白いと思うし、ワタクシもその方がより怖いと感じる。何故ならもしかしたら自分にもあり得る可能性が高いのだから。そのための一つ一つのフィーチャーは、それなりに怖さを感じさせる要素はあるのだが、これが全体を通して見ると、怖さよりも何だか良く分からないという印象が先行してしまい、全く怖さを感じないのである。
言ってみれば、お化け屋敷のお化けを、白昼の渋谷のスクランブル交差点で見るか、深夜一人で寝ている枕元に忽然と現れるかくらいの大差だ。

そう、この作品はストーリーが非常に分かりづらい。視覚的に怖さを伝える作品ならまだしも、本作は何か有り得ない物を「察して」恐怖を感じるように作られていると思った。だからある程度はそこに至るまでの土台が作られてないと、何も感じない。
あんまりだったので、何かこの点についてコメントは無いのかと検索してみたら、↓の様なコメントを見つけた。



監督の高橋氏はインタビュアの「分からないという意見が多い」という問いに対して一瞬絶句した後、「元々全員に分かって貰おうと思って作って無い」と言い、一瀬氏は「分からないということが分からない。怖ければそれで良い」的な発言だった。まぁそれならそれで良いですけど・・・。

挙句の果ては、ラストシーンだ。
これでさらに分からなくなってしまった。
今まで見てきた事は何だったのか?
現実だったのか?
もう一つの現実なのか?
夢だったのか?
服部?(でしたっけ?運転手)の頭が割れてた理由は?

誰か完全解説サイトとか作ってくれないだろうか?
何はともあれ、視覚的な恐怖を売りにした作品では無いのだから、最低限の話の筋道は必要だと思う。
作り手側はそれをある意味放棄してるのだから、分からなくて当然だろう。

そしてワタクシ的には、察して怖さを得る作品には、最低限のストーリー性が無いと全く伝わらないと考えているので、この評価を付けざるを得なかった。

最後に、この恐怖というタイトル。ワタクシ的には全てが噛み合わないのだが・・・。

評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「インセプション」

インセプション  原題:INCEPTION

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http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334832
http://www.imdb.com/title/tt1375666/

ダークナイトのクリストファー・ノーラン監督がディカプリオや渡辺謙などの豪華俳優陣を擁して送る、SFアクション。
予告編だけ観てると、どうも取っつき難そうで難解な哲学ものっぽい印象を受けるのが、イメージがそうなだけで、実は148分という尺の長さを全く感じさせない程、スリリングなアクション大作だ。

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は産業スパイで相手からアイデアを夢の中から抜き取ってくるExtractorである。サイトー(渡辺謙)から機密を盗もうとするが失敗してしまう。失敗により依頼主から追われる立場になったコブだが、サイトーから新たなオファーを受ける。だがそれは、今までの抜き取りではなく、さらに困難な相手の潜在意識に情報を植え付けるインセプションだった。(劇中ではplantって良く言ってましたが、意訳でInception=植え付けと訳されてたと記憶してます)

一見難解そうに感じるのだが、分かってしまえば凄く単純だ。
・夢の中で作る物は想像で作る事。記憶を頼りに作ると夢だとバレる。
・夢の中から戻るには、揺れを感知(劇中の設定はキック)するか死ねばいい。ただし後者は場合によってはNG。
・深い夢に入れば入るほど、時間の進み方がゆっくりになっていく。

これさえ抑えておいて、あとは今、どの階層で起きてる事なのかが分かっていれば分からなくなる事は無い。

似たような世界観だとマトリックスがあった。あっちの方がよっぽど難しい。その世界のシステムを説明するために必ずノーアクションの会話シーンがあり、使ってる言葉も親しみのない言葉ばかり。
それに比べ、インセプションはルールは単純化し、説明はビジュアルで訴える様にしてる所ので、感覚的に分かりやすい。
ただそのビジュアルがもの凄いのと、どこか重苦しさを感じるBGMと相まって、とてつもない世界の様に感じさせているのは恐れ入った。

今回、特にBGMが秀逸で、このダークナイト的というか、どこかアングラ的で重く緊張感のあるBGMがより一層、夢に立ち入るという禁断と、同時に入ったら最後、無事抜け出せないのでは?という不安感を強く掻き立たせている。ちなみに、音楽はハンス・ジマーが担当で彼はダークナイトも手掛けている。

クリストファー・ノーラン監督はダークナイトでもそうであったように、観客に一つの大きなテーマを付きつける。
本作では、現実と夢とは何なのか、そしてその違いは何なのか、だ。コブが持っている伏線も、全てはこのテーマに帰結する。
とても哲学的であり、アクションに目を奪われつつも頭の片隅で考えてしまう。
そしてあのラストシーンに繋がっていく・・・。

珍しくケチの付けようが無い作品でした。是非もう一回観たい。
予告編だけ観て、ちょっとなぁって人は絶対に観た方が良い。
この作品の良さは、予告編程度の時間では伝えきれないので。

この作品が10★だと他の作品の評価を変えなければならないかもしれない!?
今年のオスカーは、もうインセプションで良いんじゃないの?ってちょっと思った。(無理だろうけど)

評価:★★★★★★★★★★

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映画レビュー 「人のセックスを笑うな」

人のセックスを笑うな

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328746


永作博美と松山ケンイチ主演の純愛ラブストーリー。ワタクシは原作を読んでいないので何でこのタイトルになったのか全く分かりませんが、内容は超純愛もの。

ストーリーは至って簡単で、みるめ(松山ケンイチ)が、大学講師のユリ(永作博美)に夢中になってしまうが、実は人妻だった事を知り打ちのめされる。一方でみるめに密かに想いを寄せていたえんちゃん(蒼井優)は、やり場のない気持ちでいっぱいになる。そんな学生時代の青春の1ページを切り取った様な作品だ。

こんな事を言ったら失礼かもしれないが、これだけどうでも良い事を見せられる作品ってまず無いと思う。本当にどうでも良いことしか映し出されない。あかの他人の日常を切り取って見せられていると言っても過言ではない。カメラも固定でかつ長回しなので、ぼーっと人間観察してる様だ。

さらにセリフは結構ボソボソ喋ってて聞き取りづらいし、行間も長い。

ここまで言うと、本当の駄作にしかならないのだが、何故か無性に各キャラクタに惹かれてしまう。
台本が無く全てアドリブでやってるんじゃないかと思わせる位、超自然な会話が、作られた魅力ではなく、普段、人を好きになる時の様な感覚を味わう。

そしてカメラワークも固定が多い事は事実だが、その時間の長さと、キャラクタの心理状態が上手くリンクされていて、なかなか面白い。

途中眠くなるのは事実だし、オチも無くどうでも良い内容だが、それを思い切ってやってしまった異色な所と、他人の日常を見てると錯覚させる役者の巧さは一度は観ておいても良いかなと思う。

ただ一つだけ、やはりどうしても気に入らないのは、この映画のタイトルだ。
セックス=恋という意図なんだろうけど、やはりズレていると感じて仕方が無い。
サブタイトルになっていた、Don't laugh at my romance.を直訳してロマンスとか恋とか素直に言った方が納得ですね。

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「プレデターズ」

プレデターズ  原題:Predators

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http://predators.jp/
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336307
http://www.imdb.com/title/tt1424381/

最初に言ってしまうと、シリーズトップかもしれない出来でした。
想像していたよりも、かなり素晴らしい作品でした。

最近はAVPシリーズで、エイリアンと死闘を繰り広げていたプレデター。彼らは根っからのハンターなので、危険を顧みず、凶暴な相手でも立ち向かっていく習性が広まったと思う。本作はその部分を上手く使い、人間が彼らの獲物となる。そして、彼らの惑星に送り込まれるという点が新しくなり、プレデターと人間の死闘が繰り広げられる。

またロイス(エイドリアン・ブロディ)を始めとした獲物側だが、今までは大抵は軍隊の一個中隊が遭遇し戦闘する事が多かったが、今回はプレデター側が骨のある連中を集めたので、個性に富んだキャラクタが揃っている。

獲物は空中からパラシュートを付けて放り出される。冒頭はロイスが落下するシーンから始まる。もうここからあとは、あたかも自分がジャングルに送り込まれたかの様な、重く緊張した空気で一気に107分持っていかれる。

そして今までと大きく違うのは、人間側もそれなりに応戦できるところだ。殺しのプロフェッショナルが選別され送り込まれいているので、個々戦闘力が非常に高い。そのため今までの様に、シュワルツェネガーだけが戦えるのではなく、各個人がそれなりにいけるので手応えを感じる。

AVPでプレデターについての幅が広がった。そこでの成功を上手く使いつつ原点に立ち返り、人間とプレデターがジャングルで戦う。やはり人間との戦いはエキサイティングだ。そして、初めてプレデターを見る人でも、ざっと彼らの特徴について説明されている点も見逃せない。もう1作目を抜こうという想いが伝わってくる。

シリーズ中、個人的には一番面白かった。AVPのお祭り騒ぎも好きだったが、自分も狩り場に放り込まれたかの様な緊張感はバツグンだ。

評価:★★★★★★★★☆☆

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映画レビュー 「レポゼッション・メン」

レポゼッション・メン  原題:Repo Men

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http://repo-men.jp/
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336631
http://www.imdb.com/title/tt1053424/

ジュード・ロウ主演のSFサスペンス。ユニオン社が提供する人工臓器を使えば延命が可能な近未来が舞台。しかしその価格は数千万円単位であり、ローンが滞った場合は、強制的に「レポメン」と呼ばれる回収屋に強制的に回収されてしまう。そのレポメンであるレミー(ジュード・ロウ)がある理由で人工心臓を使う事になり、高額な負債を抱えてしまう。追う立場から一転、追われる立場になった者の心境の変化や逃走劇をスリリングに描かれている。

この作品には色々な側面がある。直球勝負だと、人工臓器が発達し、金さえ払えば延命が可能になった時代そのものの倫理。そして貧富の差から寿命が決まる事に対する倫理。一方で強制回収=殺人がまかり通る倫理。最後に脳死的な状態でも生かしておく事の倫理だ。SFサスペンスとは言え、全てにおいて倫理を問われている作品になっている。追う物が追われる立場に変わり、その時初めて追われる者の心境が分かる、という展開はベタベタなのだが、これだけ全ての事象が倫理を問われるような作品はなかなか無く面白い。

ワタクシはふと、大学の講義で選択した倫理学で、脳死は死か否かという内容を論議したのを思い出した。当時ワタクシは脳死は死だと考えた。しかしこの映画の世界観が実現しているのであれば、違った見方をするかもしれない。その位、強烈なイメージの残る作品だ。

堅苦しいことばかりかと思うとそうでもない。ジュード・ロウのなかなか派手なアクションシーンや、平然と行われる臓器回収シーンのお陰で、その堅苦しい倫理観の是非が上手く薄まっていてバランスが取れている。ジュード・ロウのアクションは見もので、相当トレーニングを積んだ事をうかがわせる。

たんなるサスペンスではなく、意外と奥の深い作品である。ただ個人的には結末がどうにも後味が悪い。そこまでやる(倫理観を問う)必要があるのか?と疑問に思ってしまった。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「ガールフレンド・エクスペリエンス」

ガールフレンド・エクスペリエンス  原題:The Girlfriend Experience

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http://www.tfc-movie.net/girlfriend/

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336809
http://www.imdb.com/title/tt1103982/

アメリカでは評論家から評価が高かった作品。スティーブン・ソダーバーグ監督が抜擢した全米No.1女優、サーシャ・グレイも話題に。

時代は2008年の秋口。リーマンショックを実感するNYが舞台。ここで高級エスコート嬢であるチェルシーの日常を、ジャーナリストからのインタビューを切っ掛けにした、回想録的な切り口で描いていく。

設定は面白く、エスコート嬢だがそれを理解した上での彼氏がいる。そしてチェルシーは1時間$2000の高給取り。したたかにさらに上を目指したいと思うチェルシーと、不況で尚更金の匂いのすると所に群がるニューヨーカー。一方で、人格学というある種占いに近い(間違っていたら失礼)本を頼りに、自分の次の行動を決めてしまう、人生経験の無さを露呈してしまう。その辺のアンバランスさが赤裸々にドキュメンタリータッチで、かつ淡々と描かれていく。

全体の構成としては面白と思ったが、ほぼ全てのシーンで抑揚が殆ど感じられず、とにかく取っつき難い。ただし言いかえれば、ホントに日常の一コマを切り取ったみたいで、中でも、チェルシーが顧客と会話する際に微妙な間がある。カップルだったら大抵味わった事があるはずの、お互いの出方を待ってるようなあの間だ。そういう所は感心してしまった。

面白いところはあるのだけれど、万人向けでは無い作品ですね。

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「扉をたたく人」

扉をたたく人  原題:The Visitor

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http://www.tobira-movie.jp/
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333640
http://www.imdb.com/title/tt0857191/

アメリカでは4館でスタートした公開が、口コミで話題となり上映館数が270館まで増え、ロングランヒットとなった作品。

かなりの期待を持って鑑賞しました。

が、ワタクシには殆ど共感できるところが無かったです。何でこれがそんなに話題になるのか、さっぱり分からない。

コネチカットで大学教授をしているウォルター(リチャード・ジェンキンス)は妻を無くし、妻が好きだったピアノに自分も挑戦するも全く上手くいかず、また講義や論文が忙しい「ふり」をし、内面はすっかり塞ぎこんでいた。
そんなある日、自分が名前を貸しただけの論文の発表をしなくてならなくなり、NYへ。もともと持っていたアパートに帰ってみると、人の気配があり、若いカップルとはち合わせてしまう。普段留守にしているため、誰かが勝手に貸してしまっていたのだ。ウォルターは行き先のないカップル(タレク、ゼイナブ)に快く同居を認め、タレク(ハーズ・スレイマン)からジャンベの演奏を教わりはじめる。
そんなある日、地下鉄で誤解からタレクが逮捕されてしまい、これが切っ掛けで不法滞在がバレてしまう・・・。

アメリカの移民に対する問題提議なのか、老人が心を開く様が美しいのか良く分かりませんが、どっちにせよ何も理解できなかった。

確かに不法滞在者の中でも、タレクの様に本当に良い人はいっぱいいるだろう。ウォルターと心を通わせ、常に前向きなその姿勢は見ていて清々しさを感じる。しかしだからと言って不法滞在しても良いのかというと、全然次元の違う話である。あくまでルールはルールなので守らなければいけない。手続きが上手くいかなかったのは、ウォルターの母親のせいだったとしても、確信犯で不法滞在してる事実は変わらない。ましてや911以降なので取り締まりが厳しくとも止む無しの状況だ。その状況で、移民局の連中を怒鳴りつけているウォルターを見ると呆れるばかりだ。

またタレクの母親であるモーナ(ヒアム・アッバス)が居ても立っても居られなくなり、ミシガンから来てしまうが、昼間は息子が心配でそわそわしていて、夜はそのオペラ座の怪人を見に行ったりとウォルターと恋愛気分になれるその切り替えの早さに全く着いていけなかった。

ヒットした理由は、ウォルターが心を少しずつでも開いて行くところ、そしてアメリカが潜在的に抱えている移民問題。それらの問題を、この作品ではを音楽によってそれらの垣根を越える事ができ、人として分かり合える事が見る者の心を掴んだのだろう。ワタクシもそういう風になれれば素晴らしいと思う。しかし今回のこの脚本では共感はできなかった。

評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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