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映画レビュー 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

X-MEN:ファースト・ジェネレーション  原題:X-MEN: First Class

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

あのX-MENシリーズの誕生にまつわるストーリー。彼らがどうやって集まったか、何故プロフェッサーXとマグニートーが対立するようになったのかが、鮮明に描かれる。監督は、「キック・アス」のマシュー・ヴォーン。

1960年代のアメリカ。チャールズ・エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)はテレパス能力を持つミュータント。彼は遺伝子の突然変異について論文を書き、大学教授となった。同じくミュータントであるエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)は、子供の頃、ナチスの強制収容所で母親を殺され、その怒りから磁力を操れる様になり、母親の復讐に奔走していた。ある日、エリックの仇でもあるセバスチャン(ケヴィン・ベーコン)がヘルファイヤ・クラブを立ち上げ、世界征服を企てる。それを阻止するため、チャールズとエリックは手を取り合い、セバスチャンに立ち向かうが・・・。

いきなりだが、シリーズの中では一番面白かったのではないだろうか。X-MENシリーズというとミュータント同志、そして人間との確執が主なテーマで、何故そうなるのかあまり描かれていなかった。丁度バットマン・ビギンズでどうやってジョーカーが生まれたのかを描いたのと同じく、どうやってプロフェッサーXとマグニートーが対立するかが描かれる。それがバットマンよりもより情緒的に描かれており、彼らの想いが良く伝わってくる。そして、彼らだけではなく、ミュータントという人間から見れば特異な存在の彼らが心に秘める揺れる想いに、より惹かれてしまう。

原作で本作の部分が描かれているのかは知らないが、敵役のセバスチャンの設定などとても上手く、ストーリーを組み立てる上で重要な要素だ。

また、今までの作品はミュータントがその能力で活躍する事がありきだったので、回が進むにつれ、より激しいアクションに傾倒せざるを得なかったが、本作はまだ皆が力を使いこなせていないため、近代兵器も十分活躍する状況だ。それらを上手く組み合わせて見せるクライマックスは新鮮だし、引き込まれてしまう。

X-MENを観た事のある人ならば、見なれたあのキャラクタがどうやって生まれたのかが良く分かり、それが結構ドラマチックに描かれるので注目だろう。思わずニヤリとしてしまうこと間違いなしだ。加えて派閥の変遷も思わず感心してしまった。この作品を観てから、今までのシリーズをもう一回観るとまた違った見方や感想が湧いてくるに違いない。それほど、本作の影響は大木のではないかと考える。

ストーリーの組み立て方や見せ方が上手いなと思っていたところで、監督の名前を見たら、あの「キック・アス」のマシュー・ヴォーンだった。またもやアメコミ作品だが、彼は観客が見入ってしまう見せ方を熟知しているのだと、この作品で確証した。次回作にも期待したい。

評価:★★★★★★★★☆☆

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映画レビュー 「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉  原題:Pirates Of The Caribbean : On Stranger Tides

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

もうジョニー・デップのライフワーク作品とも言って過言ではなくなった、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの第4弾。今回は永遠の命をもたらすといわれている、「生命の泉」を探しに、黒ひげや英国に仕えるバルボッサ、そしてスペイン海軍までも巻き込んだ冒険が描かれる。監督も前3作とは変わり、ロブ・マーシャルとなる。

相棒を救うためにロンドンに降り立ったジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。しかし、生命の泉の場所を知るジャックは、英国に仕えるバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)に追われ、再会したアンジェリカ(ペネロペ・クルス)と共に逃げるが、アンジェリカに拉致され、無理やり黒ひげ(イアン・マクシェーン)の船に乗せられてしまう。生命の泉を求め、黒ひげ、バルボッサ、スペイン海軍の三つ巴の戦いに巻き込まれたジャックの運命は・・・。

さて、4作目に入ったこのシリーズ。今回は、前回からのストーリは継承せず、監督も変わり、心機一転を狙った(と推定した)。が、やはり展開は、良くも悪くもパイレーツシリーズだった。

ストーリー自体は非常に堅く、生命の泉で永遠の命を得るには、聖杯と人魚の涙が必要で、それを探し、苦労して生命の泉に辿りつく。まぁこんな感じだ。冒険ものの王道だろう。このシリーズ伝統的に、その一つ一つのシークェンスにしっかりと山場を作って魅せる事で、飽きさせない工夫がされていることだ。そしてそこに笑いがあり、ハラハラがあり思わず引き込まれてしまう。本作も例外なくこの手法が使われ、長丁場の作品に関わらず、思わず見入ってしまった。

しかし、悪く言えばそれ以上が無いのである。これも見事に継承されていた。正直言ってしまうと、このシリーズは観た直後までは面白いのだが、何故か1週間位するとその内容をすっかり忘れてしまう。サマリーを見せられると思い出すのが、自発的に思い出すのは相当苦しい。このシリーズよりはるかに長い24全シリーズの方が、もっと鮮明に記憶できている。残念ながら本作も全く同様な印象だ。また、あれだけ個性的なキャラクタが多いのに、意外とジャック以外の印象が薄いのも気になる。

エンディングからはまだ続きがあるようだ。興行収入から見てもまだまだ集客力はあるので、当然続編は作られるだろう。しかし、続きが気になって仕方がない、という作品では無いので、出たら観るけど、無くても良いやってなってしまう感じか。

ファンには申し訳ないが、ワタクシの本シリーズに対する印象はそれほど良くない。評価はご自分で補正して頂きたい。

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー」

レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー  原題:Reykjavik Whale Watching Massacre

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

アイスランドで捕鯨禁止になった一家が、ホエールウォッチングの観光客を殺害していくスプラッター・ホラー。かなり偏見が入ったブラックユーモアが随所に見られる。裕木奈江の出演が話題に。監督はユリウス・ケンプ。

世界的な捕鯨禁止を受け、狩猟から一転、ホエール。ウォッチングが観光になったアイスランド。しかしそこには、捕鯨禁止の煽りを受け、失業した親子が乗る船が待ち構えていた。何も知らずにホエール・ウォッチングに出掛ける外国人観光客。彼らに待ち受ける運命は・・・。

アイスランド映画は恐らく今までに観たことが無いので、どんな調子なんだろうと少しばかり心配していたのだが、骨格は意外とニュートラルな作品になのだが、ブラックユーモアの部分が何とも言えないユーモアのセンスで思わず笑ってしまった。

ストーリーは前述の通り、観光客がクレイジーな一家のもとへ誘導され、惨殺されながらも一部の者が無事逃げ出すといったごく普通なもの。ただいくつかの作品のフィーチャーが入っており、骨格は「クライモリ」的なクレイジー一家の惨殺劇で、それに「オープンウォータ」的な悲壮感と、「ジョーズ」的な如何にも何かがが襲ってくるというカテゴリーに分類される。

ここまでは、若干パクリ的な要素が強いのだが、まぁ普通な分類だ。この作品の特徴は、かなり大真面目でユーモア、しかもブラック要素が強い笑いが織り込まれていることだ。、しかもそのブラックユーモアの部分には、だいぶ日本人のネガティブな部分を意識した内容になっている。それと合わせて、どういう経緯で裕木奈江が起用され、彼女がどうこの作品に関わっていったのか分からないが、海外作品で日本人が半ばバカにされてる様な笑いに、しかも日本人が出演している事は、腹立たしくさえ思えてくる。ただし、そのユーモアのセンスはなかなか良いものだし、実際笑えてしまうからタチが悪い。

他にも、特に黒人のオチには場内爆笑だったが、至ってシリアスなシチュエーションで笑いが織り込まれている作風には好感を覚えた。

久々に観た裕木奈江はクレバーなメイド役で、涼しい顔して他人を蹴落とし自分でだけ助かっていく様を見ていると、「あぁ、裕木奈江だぁ」と何故か思ってしまう。

スプラッタ・ホラーでありながらも、気を抜いて楽しく観れる作品だ。暇を持て余してるときに、その暇を十分埋めてくれる、そんな作品だ。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「クロエ」

クロエ  原題:Chloe

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

カナダの鬼才アトム・エゴヤンが家族を愛しながらも満たされない一人の女性が、魔性の女と出会い、徐々に追い詰められていく様をセクシャルに描いた官能サスペンス。主演はジュリアン・ムーア。共演はアマンダ・セイフライド、リーアム・ニーソン。

婦人科医であるキャサリン(ジュリアン・ムーア)は、大学教授の夫、デヴィット(リーアム・ニーソン)と音楽学校に通う息子、マイケル(マックス・シエリオット)を持ち、一見成功してるように見えるが2人とも自分との間に距離を感じ、満たされない生活を送っていた。そんなある日、夫が浮気しているという疑念を抱く。真実を確かめるため、知り合った娼婦クロエ(アマンダ・セイフライド)に夫を誘惑するよう頼むのだが・・・。

本作は設定が面白く、また、鑑賞前に想像していた結末とは、だいぶ違っていてかなり意外性の高い結末になっていた。まさかそう来るとは思わなかったというのが本心だ。

まず夫の浮気調査をするために、娼婦を雇って試そうとするその発想が面白い。普通なら探偵を雇うところを、わざわざ「試す」事により浮気の有無を確認しようとするあたり、どこか女性の底知れぬ恐ろしさを感じる。そしてその結果、待ち受けるものがこのオチだとはなかなか考えたものだ。

しかしながら、全体的に今一歩盛り上がりに欠ける印象だ。この要因の一つははジュリアン・ムーアの怪演の故と言えると考える。前述の様に話の展開は結構意外なのだが、ストーリーの意外性に対し、キャサリンがあまりにもリアル過ぎるのだ。そのギャップにイマイチ乗り切れなかったように感じた。とても重く悩み苦しむ妻の役だが、普通の作品ならば手放しで拍手を送るところだ。が、本作では前述の通り、そのリアルさが災いしたと考える。もっとオーバーアクションで有り得ないくらい発狂してみたりしても良かったのではないだろうか。ジュリアンというより演出の問題かもしれない。

それとやはりアマンダ・セイフライド演じるクロエだ。実年齢も26歳で大人の魅力が出てくる年齢なのだが、何故か彼女からは妖艶さがそれほど出てきてなかった。むしろ背伸びしてるティーンな印象だ。だからクロエがマイケルとの関係を語るも、それほど脳が刺激されない。観客が想像を掻き立てを入り込んで行く大事なシーンが不発に終わっているので盛り上がりに欠ける感じを抱いてしまった。

最も驚きだったのは、リーアム・ニーソンが殺人はおろか、何一つ破壊しない所だ。こんな平和な彼を見るのは何て久々なんだろう。と茶化しつつも、劇中では相変わらずダンディな夫役だった。キャサリンが嫉妬するのもうなずける。

それぞれの役者の実力は高いものの、その持ち味を発揮できなかった様に思えた。キャスティング、もしくは演出をもう少し熟慮していたらもっと魅力的な作品になっただろう。

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆

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