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映画レビュー 「ツリー・オブ・ライフ」

ツリー・オブ・ライフ  原題:The Tree Of Life

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

シン・レッド・ラインのテレンス・マリックが放つ、50年代のアメリカの家族を題材にし、訴えかける映像によるヒューマン・ドラマ。本作はカンヌ映画祭の最高賞であるパルムドームを受賞している。

ジャック(ショーン・ペン)は心の奥底に、弟の死がもたらした深い喪失感未だ抱いていた。少年時代の厳格な父親(ブラッド・ピット)との確執、母親(ジェシカ・チャステイン)との関係等を振り返り、その思いが、実にアーティスティックな映像で表現されていく。

本作は、公式サイトなどで書かれている通り、マリック版「2001年宇宙の旅」と評される。これはそれの後半部分に事を指しているのだが、まさにその通りで、とにかく「感じる」映画に仕上がっている。

ストーリーなど皆無であり、結果論としてそれがあったとしても何の意味を成さない。前述の通り「感じる」映画のため、そもそも不要である。

ここからは勝手な推測でしかないのだが、マリックは、「こういう気持ちの時はこういう映像表現をしたい」というのを多数ストックしていたのではないだろうか。そしてそれがある程度溜まったところで、作品として成立する様、それらしい脚本を仕立て上げ、その映像を乗せていったのではないだろうか。だからこそ、ストーリー性など二の次なのだと詮索してしまう。

一度見ただけでとても理解しきれるものでもなく、また強い宗教感や高い芸術性が理解をさらに難解にさせる。そう、ここで大切なのは理解しようとするから難しいのだ。何かの心理テストの様に、「この絵を観て何を思うか」的に考え、インスピレーションだけで鑑賞しても何の問題も無い、寧ろそれが正しい見方に思える。

もはや解説などしようにもしきれないし、もしかしたら意味が無いことかもしれない。

さて、この凄まじい映像を「繋ぐ」ものの中に、各俳優陣の名演があるわけだが、とりわけ、子役3人、その中でもジャック役のハンター・マクラケンは光っていた。恐らく本作がデビュー作だが、厳格な父と温和な母に挟まれ、葛藤の中で成長する様は、あまりに自然でドキュメンタリーでも観ているかの様だ。これを狙って演じているのであれば末恐ろしい子役だ。

さて評価だが、アーティスティックな作品としてはかなり評価できるのだが、映画作品として分かりづらいのは確かだ。マリックだからというのもあるだろが、その辺のバランスさせるとこの位だ妥当だろう。

評価:★★★★★★★☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2  原題:Harry Potter And The Deathly Hallows: Part2

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

遂にフィナーレを迎えたファンタジー巨編の最終作。最終章は2部作になったがmそれも含めれば全8作になる、かなりの長編作品だ。最後は光と闇の直接対決が待っている。

確実に分霊箱を探し、破壊していくハリー(ダニエル・ラドクリフ)。焦りを感じたヴォルデモートはホグワーツに総力戦を仕掛ける。混乱のさ中、ハリーは自信に関わる事実を知るも、ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)との直接対決に向かっていく。

流石に魔法界の命運を決める戦いともなると、戦場となるホグワーツは高い緊張感に包まれる。今までのシリーズの様などこかホンワカした空気とは違い、やっと一端の抗争にある殺伐とした空気に包まれている。

主人公のハリーを演じる、ダニエル・ラドクリフもすっかり大人になってしまったが、原作とは違ってしまうものの、ずっと同じキャストで続けてきて良かったと考える。それは、この最終章の雰囲気は、子供にはどうしてもアンマッチだからだ。ずっとストーリーが進むのと同時に、彼らの成長を見ているため、観客も十分感情移入できてる。何よりも、最後のシリアスなところで、中1くらいの子供が自分を守るものの死に葛藤し、ヴォルデモートと決着を決意してもあまり説得力が無いからだ。成長した彼らの強い意思に心を打たれるだろう。

総力戦はシリーズの中では随一の戦闘シーンとなるが、やはり子供向けではあるため、血みどろの戦いなどなく、極めて平和な全面戦争と言える。

ストーリー的には納得の出来だと考える。ハリー自身が分霊箱というところ、そしてそれで終わらないしっかりとした伏線が、如何にもファンタジー的で都合が良すぎると思うと同時に、ここまでの展開を見ぬき、自分の死後も事が滞りなく進むよう仕組んであったダンブルドアに敬服すべきというところか。ここまでやられると納得せざるを得なくなる感がある。

全編を観て、一番思い入れのあるキャラと言えば、やはりスネイプ(アラン・リックマン)だろう。どこか胡散臭さがあるが、恐らくハリーやヴォルデモートよりもこの戦いに思いを馳せ続けていたはずだ。ここまで実直で切ないキャラもなかなか居ない。彼の最期はグッとくるはずだ。

遂に幕を閉じた本シリーズ。恐らく全編にわたってストーリーが繋がっているシリーズの中では、記憶にある限り最長ではないだろうか。映画史に残るであろうこの大作は一度は見ておいても良いだろう。

評価:★★★★★★★☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1」

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1  原題:Harry Potter And The Deathly Hallows: Part1

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

いよいよ佳境を迎えた本シリーズ。最終章は2部構成。元々3Dでの上映も予定されていが、完成度の関係でキャンセルされ、2Dのみの公開となった。本章では主にヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の魂が封印されている分霊箱を探す旅が描かれる。

ダンブルドア(マイケル・ガンボン)の意思を継ぎ、危険を承知でヴォルデモートの魂が封印された分霊箱を探す旅に出かけるハリー(ダニエル・ラドクリフ)達。しかし、本当に分霊箱が存在するかも分からず、険しい冒険の前に、3人の仲にも亀裂が。また不死が得られる死の秘宝の一つ、ニワトコの杖もヴォルデモートの手に渡り、着実に闇の世界の侵攻が進んでいく・・・。

本作は、完全に最終作に向かうためにお膳立てされた作品と言っていいだろう。分霊箱を何とか探し、着実にヴォルデモートを追い込んでいくで行く一方で、死の秘宝の秘密も明らかになり、不死へのヴォルデモートの執念が垣間見まれる。

全部で7つあるという分霊箱。これを全て探すのを延々と見せられるのかと思いきや、いや、実際はこれがメインなのだが、チンタラすることも無く、反対にパイレーツ・オブ・カリビアンの様にあっさり見つかる訳でもなく、なかなか良いテンポで進んだのは、良い意味で期待を裏切ってくれた部分でもある。

前にも書いた様な気がするが、対象年齢が低めであることもあり、台詞やシーンにあまり重みは無い。ただし、子供向けである故、表現は非常にストレートであり、感情へ直球勝負で来るので、不意を突かれたように心が打たれる事もある。ドビーの死など良い例だ。この辺りが、ハリポタの長所であり短所でもある。

一人また一人と仲間が減っていく中で、ハリーの決心も十分に固まった。そしてヴォルデモートも分霊箱を次々と破壊され背水の陣となった。決着を付けるためのお膳立ては十分すぎるくらい整ったと言えよう。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

ハリー・ポッターと謎のプリンス  原題:Harry Potter And The Half-Blood Prince

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【allcinema】  【IMDb】

6作目の謎のプリンス。いよいよマグルの世界にまで影響を及ぼすようになってきたヴォルデモートに対し、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)、ダンブルドア(マイケル・ガンボン)は戦いの準備を進めていく。少しずつ明かされるヴォルデモートの過去。そして今までその本性が謎であったスネイプの過去も明らかになる。

仲間の力を使い、本格的に力を持ち始めたヴォルデモートに対応すべく、ハリーとダンブルドアは、ヴォルデモートとの戦いに備え、力を弱めるべく準備を進めていく。思春期を迎え、恋愛を楽しむロン(ルパート・グリント)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)をよそに、ヴォルデモートの意外な過去を知るハリー。明暗を分ける彼らの運命は・・・。

闇の支配が進み、一切明るさが隠された背景でどこか重苦しい雰囲気。そこに、ヴォルデモートのルーツや、次作の死の秘宝に繋がる、「ニワトコの杖」の行方に関わる大事なイベントが起こるチャプターだ。加えて、大人に近づいた主要キャラクタのカップリングもされていく。

本作は見所が多く、クライマックスへの序章に相応しい内容だ。特にヴォルデモートの少年期、そして望まずとも結果的にダークロードを作り上げてしまった大人たちが明かしたくない過去をオープンにしていく。加えてマグルと半血であるスネイプの使命と巧妙な立ち位置。そして全てを掌握したダンブルドアの行く末。バラバラだったパズルのピースがまさにハマる直前の感覚だ。

また、ロンとハーマイオニーが遂にカップリングがされ、ハリーの悩む姿とのコントラストが象徴的である。

ハリポッターシリーズで一番好きなキャラはと聞かれたら、恐らくスネイプと答えていたに違いないが、本作でそれは決定的になった。ハリーの父親との学生時代、彼の献身的なリリー(ジェラルディン・ソマーヴィル)への想い、課せられた使命。そのポーカーフェイスの裏に隠された想いを考えると、グッとくるものがある。

この後の死の秘宝に繋げるためにも、今までの作品とも間が空いている場合は忘れがちなので、しっかり本作の内容をしっかり理解・整理しておきたい。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団  原題:Harry Potter And The Order Of The Phoenix

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【allcinema】  【IMDb】

5作目の不死鳥の騎士団。ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の復活の事実をひた隠しにする魔法省と、現実に目を向けるハリー達の対立、ついには復活の事実を認めざるを得ず、カオスな状況に突入せざるを得ない不穏な世界が描かれる。

人間界で魔法を使ってしまったハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、魔法界追放の窮地に立たされるが、ダンブルドア(マイケル・ガンボン)の機転で何とかその危機を免れる。しかし、ヴォルデモートの復活を語り、自分の地位をダンブルドアに横取りされると感じた大臣は、アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)をホグワーツの監視役に就任させ、その上校長の座まで奪っってしまう。ヴォルデモートの暗躍に対し、内輪揉めしている魔法界。ハリーやホグワーツの運命は・・・。

本格的な復活を果たしたヴォルデモートが、ハリーを陥れるために今までよりも積極的に攻めに出てきた本作。そして、ハリーとヴォルデモートの不思議な関連も徐々に明らかになっていく。

序盤は見てるだけで鬱陶しくじんましんがでてきそうなアンブリッジの台頭がメインとなる。どこの世界でもそうだが、保身のためだけに自己中心的な行動を取る者は、極めて滑稽だし、必ずや衰退していくという良い例でもあるだろう。

本作では、ヴォルデモートの台頭によって、必然と戦闘シーンが増えている。今まではお世辞にも本格的とは言えなかった魔法の戦闘が、本作では集団実戦や、ダンブルドア vs ヴォルデモートの直接対決という興味深いシーンも描かれる。今まで魔法を唱える際には、杖を振りかざしながら、いちいち「エクスペリアームズ!」などと叫んで(唱える)いた。ずっと子供の○○ごっこの様だとずっと思っていて、真剣な実戦になったらどうなるのか心配していたが、叫ばなくとも杖を振りかざすだけでも唱える事ができるようで、一安心である。

その実戦でハリーの良き理解者であったシリウスが死に、ヴォルデモートとの繋がりに悩むハリーは、まるでオビ=ワンを亡くしたルークの様でもあるのだが、一歩一歩確実にハリーが追い込まれていき、これから始まる闇の世界による浸食を予感させ幕を閉じる。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

ハリー・ポッターと炎のゴブレット  原題:Harry Potter And The Goblet Of Fire

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【allcinema】  【IMDb】

4作目の炎のゴブレット。ヴォルデモートの陰謀をより鮮明に感じながらも、望まずして参加した魔法学校の対抗試合に参加することで、より一層強い魔法使いへの成長を描く。

4年生に進級したハリー(ダニエル・ラドクリフ)。今年は封じられていた3大魔法学校による対抗試合が行われることに。各校の代表選手は危険な試合のため、17歳以上に制限され、炎のゴブレットに立候補した生徒の中から選ばれるはずであったが、何故か立候補もしておらず年齢も14歳のハリーが選出されてしまう。試合に臨むハリーに待ち受ける試練とは・・・。

本作は今までの3作とは構成は若干異なり、殆どが対抗試合にフォーカスされる。今までは世界観や今後に関連するアイテムの紹介も兼ねたショートエピソードが組み込まれていたが、それが無くなってるのが目新しい。

本作は、全てがハリーにとって試練であり、このシリーズで初めてセドリック(ロバート・パティンソン)の死が描かれる。仲間の死が描かれるのは初めてであり、これ以降のヴォルデモートとの戦いの厳しさを感じさせる。

対抗試合のドラゴン戦、水中での救出、そして迷路とハリーが他の者より一回り小さく、不利な状況からのピンチが、観る者の焦燥感を煽り興奮させるだろう。特に水中での救出劇はスリリングだ。

本作でヴォルデモートは復活し、ハリーと直接対峙する。それはスターウォーズのルークとベイダーのごとく避けられない関係だ。互いの呪文がぶつかり合ったとき、ヴォルデモートに殺された人々、ハリーの両親やセドリックがゴーストの様に現れる。どもこの辺の流れもスターウォーズチックではあるものの、まだ未熟なハリーを皆で助けて逃がしてやるところなどはこのシリーズならではの部分でもある。

対抗試合も見どころが大きく、その試合を上手く利用しながらヴォルデモートの魔の手が伸びるところはなかなか面白い。個人的にはシリーズで謎のプリンスとn並び一番好きな作品である。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターとアズカバン の囚人」

ハリー・ポッターとアズカバン の囚人  原題:Harry Potter And The Prisoner Of Azkaban

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

3作目のアズカバンの囚人。本作から、ハリーの父親の周辺が語られる。同時に、今後も登場するディメンターや、ヴォルデモートに仕えていた裏切り者の存在も明らかになる。

3年生に進級したハリー(ダニエル・ラドクリフ)。人間界で禁じられていた魔法を使ってしまい、あわや退学の事態に。時を同じくして、ヴォルデモートの手下であるシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)がアズカバンの牢獄から脱走し、ハリーを狙っているという噂が。シリウスから生徒を守るためディメンターが学校の周囲に張り巡らされるも、一歩間違えば生徒も餌食に。緊張した空気がホグワーツに走る・・・。

さて、3作目に達し、若干の変化が見られる。作風が今までよりもシリアスになり、ヴォルデモートの勢力の広がりを予感させる。それは本作から監督がアルフォンソ・キュアロンに変わったのも一つ大きな要因と言えるだろう。また合わせて主要な出演者も1作目からの継続なため、みな成長し、見た目も大人に近づいたのも理由の一つだ。

本作ではハリーにとって重要な存在であるシリウスが登場する。唯一の父親のそばに居た人間であり、父の死の真相を良く知る者である。このシリウスは登場人物の中では極めて格好良い。誠実な彼の行動は、分かっていながらも魅了されてしまう。

今回、一つ面白いアイテムが登場する。それは逆転時計と呼ばれる、いわゆるタイムスリップできるものだ。これを使って、ハリーらはバック・トゥ・ザ・フューチャーの様な、過去に遡り突破口を開こうとする。この部分の作り方は非常に上手いと感じた。最後の最後まで逆転時計の存在を出さないため、途中、若干不可解との取れる行動が全てここにリンクされている。またハリー自身も父親と思っていた虚像が実は自身だったという、自身の成長を感じさせつつも、切なく現実を見るしかないということを認識させられるハリーの姿は本作の山場だ。

本作ではシリーズの中でも完成度が高い部類に入るのではないだろうか。またある意味、一皮むけた作品になった転機でもある作品だ。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」

ハリー・ポッターと秘密の部屋  原題:Harry Potter And The Chamber of Secrets

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【allcinema】  【IMDb】

ハリポタマラソンの2作目の秘密の部屋。主演の3人は無事2年生に進級するも、今回はホグワーツにある秘密の部屋にまつわる謎に巻き込まれ冒険を繰り広げていく。

魔法学校の1年生を終え、家に戻っていたハリー(ダニエル・ラドクリフ)。再度学校へ戻ろうとした日、突如ドビーという屋敷しもべが現れる。ハリーに学校に戻るなというドビー。しかし無理やり学校に戻るハリー。しかし戻った学校で不可解な事件が起きる・・・。

本作は2作目だが、まだこの世界の大きさ、広がりを表現すべく幾つかのフィーチャーが登場する。その一つが冒頭の空飛ぶ車だ。本編とは大きく関係しないものの、必ず魔法の不思議な世界を象徴するかの様な描写が入っている。これはこれで面白いし、世界観の広がりを認識させる上では必要なのかもしれないが、そのせいでやはり尺が長くなっている、とりわけ本作は162分の超大作だ。心して観る必要がある。

さて、今回のメインは生徒が石になる事件に端を発し、その事件の原因となった怪物を退治をすると共に、秘密の部屋の謎を解いていく。

若干パターン化してる感は否めず、闇の魔法の対処法を教える教授が闇に通じているっぽく、大抵手引きをしているという、かなりベタな展開ではある。ただ、今回は事件の範囲が学校全体におよび、ただならぬ雰囲気を醸し出していることや、ハグリッド(ロビー・コルトレーン)が逮捕されるなど、様々なカンフル剤が投入され上手くバランスを取っている。

このシリーズは、正直ストーリー自体に突っ込みどころが余りない。子供に配慮してか順序立てて進むので、非常に分かりやすい。なので、何故毎回ハリーばっかり大変な目に出くわすのか、といった類の突っ込みでない限り出にくいだろう。どこか水戸黄門などを観ているのと感覚が似ている。

魔法や事件のスケールが前作より一回り大きくなったのは実感できる。相変わらず緩急はあるものの穏やかで物足りなさはある。それと長尺は苦痛だ。緊張感が少ない場合は特に気になった。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「ハリー・ポッターと賢者の石」

ハリー・ポッターと賢者の石  原題:Harry Potter And The Sorcerer's Stone

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【allcinema】  【IMDb】

言わずと知れた世界で人気のハリー・ポッター。少年達が魔法学校で魔法使いになるための学生生活と、生まれ持った運命にまつわる冒険を描く。主演はダニエル・ラドクリフ。共演はルパート・グリント、エマ・ワトソン。

両親を亡くし、親戚に預けられていたハリー(ダニエル・ラドクリフ)にホグワーツ魔法学校への入学許可証が届き、入学する。ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)らの仲間と共に学校で活躍するも、学校のどこかに隠されているという賢者の石を巡る謎に巻き込まれていく・・・。

ワタクシは今までまともにこのシリーズを観たことが無かったため、最終話の公開に合わせ、DVDで「ハリポタマラソン」と称し、一気見する事にしました。

その1作目である本作は、魔法学校での生活やイベント、魔法の学び方、そして何と言ってもこの世界観を理解するためにあると言っても過言ではない位、様々な事が起きる。そのため、世界観の描写をしつつ、賢者の石にまつわる冒険が繰り広げられるため152分という長尺になるので注意が必要だ。

元々原作が児童向け文学のために、ストーリーも過激な所も無く、比較的穏やかな展開で大人には少々物足りない部分もあるものの、ファンタジー全開の世界とその美しい映像が良く補われていて、大人も楽しめる内容となっている。

このシリーズが上手いなと思うのは、本作でヴォルデモートの存在が明らかにされ、壮大なストーリーを感じさせるも、アイテムを集めるというクエストがそれぞれのクライマックスになっているので、キーパーソンさえ押さえておけば途中からでも十分楽しめる点だ。またそれを学期の区切りとしているので、「ハリーポッターシリーズ」というパターン化を作ってるため、観る方は安心感が生まれる。なかなかここまでシリーズ化される映画は最近ではない(SAW位?)が、導入と終わり方が同じという面白い工夫と言えるだろう。

評価は作品としては良いものの、ワタクシには内容的に物足りない感じだったのでこのスコアだ。ファンタジーファンや原作ファンは納得できる内容だろう。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「コリン Love Of The Dead」

コリン Love Of The Dead  原題:Colin

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

製作費がたった6千円のゾンビ・ムービー。通常のパニックホラーではなく、ゾンビとしても人間の時の断片的な記憶が切なさを呼ぶロードムービーに仕上がっている。

突如ゾンビが蔓延したロンドン。コリンも何とか自宅まで戻るも負った怪我からゾンビとなってしまう。ゾンビになったコリンが見たもの、そして彼の行く末は・・・

前述の通り、典型的なゾンビ映画は生き残った人間視点でゾンビからの攻撃から逃げ惑うパニック要素が強いのだが、本作はゾンビ化したコリンの視点が中心となって描かれているが新しい。

製作費も元々は0円を目指していたようだが、諸事情で6千円は費やしたらしい。ビデオカメラ、編集用PCも全て手持ちのモノを使ったとのことで、人間やる気になればそこそこできるという事を示してくれた例だろう。

しかし、やはりそれに比例し、作品としては少々厳しいものがある。ゾンビになっても人間としての人格の残りまたは記憶を辿り、恋人の家まで行くというラストは、ゾンビに哀愁を漂わせ、なかなか面白い切り口でゾンビ映画見せている事は評価できる。ただし、他の部分、例えばゾンビ化して初めて明るみに出る監禁部屋とか、色々と工夫しているものの、いまいち盛り上がりに欠ける。

最近のかなり過激なゾンビとは裏腹に、本作は古典的で行動が非常に遅いゾンビになっている。予算などの都合もあったのだろうが、最後に人間的な部分を垣間見せるときに、大暴れしてたゾンビがいきなりしんみりしても説得力が無いので、これはなかなか上手いチョイスだと感じた。

アイデアや低予算の部分は評価できるが、お世辞にも「最高のゾンビ映画」には程遠いだろう。加えて、刺激を求める人にも全くおススメできない。

ただ、このマーク・プライス監督が金と時間を存分にかけると、どういう作品が出来上がるのは興味深いところだ。

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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