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映画レビュー 「インシディアス」

インシディアス  原題:Insidious

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

「ソウ」シリーズの生みの親ジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビと、「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリがタッグを組んだ生まれたサスペンス・ホラー。原因不明の昏睡状態に陥った息子を救うべく、戦う家族を描いていく作品。主演は「恋とニュースのつくり方」のパトリック・ウィルソンと「28週後...」のローズ・バーン、共演にリン・シェイ、バーバラ・ハーシー。

3人の子どもを持つジョシュ(パトリック・ウィルソン)とルネ(ローズ・バーン)。新居に引っ越して早々、様々な不気味な現象に悩まされる。ある日、長男ダルトンがハシゴから落ちた際に原因不明の昏睡状態に陥ってしまう。新居に問題があると判断した夫婦はすぐさま引っ越すも状況は変わらない。最終手段として霊能者に助けを求めるが、そこで明らかになる真実とは・・・。

素材としてはとても興味深いのだが、今一歩入り込めなかった作品。SAW x パラアクという事で話題は大きかったのだが残念だ。

巷の評判をよそに何が良くなかったと感じてしまったのかを書いていきたいと思う。まず第一に前半の家で起きる不可解な現象。言わばパラアクのパートなのだが、これがまだ退屈で仕方ない。既にパラアクはちっとも怖くないという意識が刷り込まれているので、この手の進行はただ退屈の一言。ただし、後半のパートへの繋ぎではあるので、引っ越しをすぐにしたりなどの展開の早さは好感が持てた。

さて、後半。ここからが本作のメインとなるのだが、期待値は当然SAWで味わった刻一刻と迫りくる死へのカウントダウン、そして手に汗握る演出(SAWではギミック)、そこへパラアクのビックリのさせ方が加わり、かつ前半で見せたスピーディな展開が加わり、緊張感に溢れた展開を期待してしまうのだが、実際はスリラーというよりかは、どちらかというとファンタジーに近い内容であった。

やろうとしていること全てホラーなのだが、このストーリー展開ではどうしてもファンタジー臭、それも親子モノのそれを強く感じてしまい、どうしても入り込むことができなかった。そもそも広義ではホラーもファンタジーのベクトル違いみたいなもんなので、明確に線を引くのは難しいかもしれないが、親子セットで出てきた辺り、ファンタジー色を強く感じ、恐怖感がかなり薄れてしまったのが最大のマイナス点だ。

また、ゴーストバスターズ的なキャラクタやジョシュの生い立ちなど面白い設定が多いが、それが逆に恐怖に対してマイナスに働いている部分もある。その代表例がダースモールの様なデーモンだ。何故あの様なキャラクタを登場させようと考えたのか全く理解できないが、あのキャラが出てきた時点で、純粋なホラー路線ではなく、ホラー要素を持ったファンタジーにしたかったのではないかと勘繰ってしまう。

結果として、全体の流れを考えると、前半のパラアク的な展開から後半のファンタジーへの繋がりが不自然で、何を目指してる作品なのか分からなくなってしまった。後半をメインに置くのであれば、前半はもっと違ったテイストでも良いと考える。

後半はそれだけで考えればそれなりに面白いので、このアイデアは是非を生かして欲しいものだ。

ちなみに、本編で一番ぞっとしたのは、最初と最後のタイトルである。

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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映画レビュー 「ハウスメイド」

ハウスメイド  原題:The Housemaid

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

1960年の韓国映画「下女」をイム・サンス監督がリメイク。上流階級に来た一人のメイドにより、女の恨みから家庭が崩壊していく様を描く官能サスペンス。主演はチョン・ドヨン。

上流階級の屋敷でメイドとして働くことになったウニ(チョン・ドヨン)。彼女は先輩メイドであうビョンシク(ユン・ヨジュン)の指導を受けながら、主人であるフン(イ・ジョンジェ)とその妻であるヘラ(ソウ)、そしてその娘の世話を受け持つ。妊娠中のヘラでは満足できないフンから迫られたウニは関係を持ってしまい、妊娠してしまう。これを切っ掛けに女達の憎悪が渦巻き、家庭は崩壊していく・・・。

女を怒らせたら怖いというのは、こういう事をきっというのであろう。それを実感できる作品だ。

本作は大きく2つのパートから構成される。まず前半のウニがメイドと愛人になっていく様だ。彼女をピュアで健気だが、それを男がみたらそそられるだろう、という描写が実に上手くされている。お風呂を洗うシーンなどはその典型だ。自然体の中に見え隠れするエロにグッとくる男性は少なくないだろう。そしてこのウニが体の関係を持ち、渦中に身を投じるまでのパート。

後半は復讐のパート。ここはもう泥沼の戦いと言わんとばかりの女の執念が見て取れる。自分の夫と寝た女を恨みつつも自分を裏切った夫も許せないヘラの葛藤。そして娘をネタに良い生活への欲望が絶対のヘラの母、当人のウニ、どっちつかずのビョンシク。主にこの4人の思いが複雑に絡み合い構成されていく後半。

ただしこの後半は、誰一人として倫理的に正しい行動をしている人物がいないことに気づかされる。ただでさえ、一波乱ある設定なのに、それに輪を掛けて各人の行動がかなりムチャクチャであるために、より一層泥沼感を味わったのだろう。全員の登場人物に対して、何故そこまでやらなければいけないのか?という問いが頭の中で回ってしまい、それまでの盛り上がり感が一気に冷めてしまった。良くも悪くも韓流というところかもしれないのだが、自分には感情移入が難しくなるくらい、超越していた。

俳優陣の演技は誰もが素晴らしく、韓国映画を見ると、時折オーバーアクションが気になることがあるが、そういうこともなく、皆が名演だった。中でもやはり主演のチョン・ドヨンは自然体で素晴らしかったと感じた。今回が初見であったが、もっとブレイクしても良いかと思う。

もうどうにもならない位の泥沼ドラマが好きな人にはお勧めできると思う。

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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