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映画レビュー 「キック・アス」

キック・アス  原題:Kick-Ass

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

ブラッド・ピッドがプロデュースし、原作となるアメコミと同時製作されたアクション・コメディ。
公開前から話題を呼び、パッと見はB級映画のテイストながらも、その内容は大予算を掛けて製作された大作をはるかに凌ぐと言っても良いだろう。キック・アス(kick-ass)とはクールなという意味。尻蹴りではないので(ある意味あってるのだが)ご注意を。

アメコミ好きなオタク高校生デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、その風体から同級生からバカにされ、女子からもモテない冴えない高校生活を送っていた。だが彼にはスーパーヒーローへ強い憧れがあり、その信念を貫くべく、ネットで全身スーツを買い、悪者退治に繰り出す。その活躍がネットで流れ一躍有名になったキック・アス。時を同じくしてマフィアであるダミコ(マーク・ストロング)の島が荒らされる事件が起きていた。それをキック・アスの仕業と勘違いしたダミコは、彼を抹殺に掛かるが・・・。

この作品の見どころは非常に多いのだが、先ずは主人公から取り上げたい。スーパーヒーローと言っても彼に特殊能力なんて何もない。あるとしたらアクシデンタリーに得られた痛みを感じにくいという能力?くらいだ。いつも腰が引けてて煮え切らない様は、とても親近感を覚える。決して格好良いとは言えないスーツと合わせて、格好悪い醜態をさらしながらも、全く持って憎めない存在だ。

そしてこの作品の裏の主人公とも言うべき存在が、ヒット・ガール、ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)だ。彼女の登場シーンから度肝を抜かれる。そしてその後も躊躇なく思い切りの良いアクションシーンは、物議を醸し出すかもしれないが、ワタクシはとても興奮した。あまり書くとネタバレしてしまうので書かないが、最後の意を決して戦いに臨むシーンは、心を打たれるに違いない。

そのヒットガールの活躍の布石となるのが、ビッグ・ダディ、デーモン(ニコラス・ケイジ)だ。最近、パッとしなかった感があったが、本作は今までの不振を全部吹っ飛ばすような名演技だった。その表情の作り方や仕草などはオスカー俳優の面目躍如といったところだ。色々書きたいことがあるのだが、この辺にしておこう(笑)

BGMもなかなかだ。オリジナル曲も結構あったと思うのだが、引用が良かったと思う。オープニングのProdigyのStand Upや、28週後のオープニングであったり、ぴったりのセレクションがされていると感じた。

最後に脚本だ。一見B級に見え序盤はブラックユーモアに溢れ、それこそこのコメディチックなノリで行くのかと思いきや、シリアスさが増し、キル・ビル的な殺伐とした雰囲気の中、健気に戦うヒットガールには誰もが息をのむはずだ。同時に、自分の行動が切っ掛けで多くの人を巻き込んでしまった責任を感じながらも、最後は覚悟を決めるデイヴ。そしてラストの「家に帰ろう」もうたまりません。

今年のこれまでのNo.1はインセプションだったのだが、冷静に振り返って本当に甲乙付け難いのだが、僅差でキック・アスを現時点のNo.1としたい。インセプションはその脚本の深さが本当に素晴らしかったのだが、キック・アスの意外性のある展開と爽快感。そしてブラックユーモアは単純に映画を楽しむ事ができる、希有の作品だ。
続編もある様なラストだったので、是非期待したい。

評価:★★★★★★★★★★

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