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映画レビュー 「グリーンマイル」

グリーンマイル  原題:The Green Mile

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【allcinema】  【IMDb】

トム・ハンクスが主演で刑務所を舞台とし、奇跡の力を持った囚人をまつわる感動ドラマ。監督と脚本は、「ショーシャンクの空に」のコンビのフランク・タラボンと、スティーブン・キング。今回、何故かどうしても観たくなり、折角なので感想を書くことに。

舞台は1935年の大恐慌時代のアメリカのコールド・マウンテン死刑囚刑務所になる。その刑務所の死刑場への廊下は緑に塗られ、グリーンマイルと呼ばれていた。そこで看守主任を務めるポール(トム・ハンクス)は、ジョン・コーフィー(マイケル・クラーク・ダンカン)という大柄な黒人の死刑囚を受け入れる。その死刑囚は図体こそ大きかったが、物腰は非常に優しく暗闇を嫌い、およそ死刑囚とは思えなかった。ある日、酷い尿道炎で倒れてしまったポールは、ジョンの不思議な力によって一瞬ののちに病気が完治してしまう。そんな神の様な力を持つジョンにも刻一刻と死刑の時が迫るのであった。

この作品は、正直好みが真っ二つになる作品だと思う。本作は疑いのない感動ドラマなストーリーなのだが、そこに奇跡が、それも神がかり的な力がキーとなると、一気に醒めてしまう場合だ。ここで抵抗がない場合は、テンポの良さもあり、180分という上映時間も気にならない位一気にラストまで行くだろう。ただし、もし醒めてしまった場合は単に長く退屈な作品に映ることになるだろう。全てはここに係っていると言っても過言ではないと思う。

その他のキャラクタや伏線も全てジョンやポール、そしてネズミのMr.ジングルスいわゆる「善玉」との対比で描かれるため、この善玉が肯定できないと、悪玉のむげな悪さだけが誇張され、非常に後味の悪い作品となってしまうだろう。

そして、もう一つのキーが、優しさ、愛、そして罰的な考え方だ。これらを宗教的と考えるか否かは意見が分かれるところだが、制作がやはりアメリカなので少なからず宗教的な考えがあると考えても良いと思う。そういった思想がある人には分かりやすいのかもしれないが、ワタクシの様な平凡な日本人にはちょっと釈然とせず、したがってラストもスカッとはしなかったのは事実だ。

「ショーシャンクの空に」は、本当に人の力を感じられたので素直に感動できたのだが、本作は同じスタッフとはいえ、少々ファンタジー、または宗教色が入ってしまったため、そこに感情移入(理解)ができないとそれほど気持ちを揺さぶられる事もないのではないだろうか。

作品としてはリアルだし、グロテスクな演出もリアルさを追求したものだろう。そしてトム・ハンクスや共演者は非常に良い味を出している。特に囚人のジョン役のマイケル・クラーク・ダンカンやデル役のマイケル・ジェッター、そして嫌われ役のパーシー役ダグ・ハッチンソン。みなそれぞれが置かれた立場の役を存分に演じている。特にマイケル・ジェッターのMr.ジングルスと戯れる様子は素晴らしい。

この脚本というか設定に違和感がなければ、その人にとって名作になるのは間違いないと思う。そうでない人には、良くできたファンタジーの域を出れなかったのが残念だ。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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