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映画レビュー 「恋とニュースのつくり方」

恋とニュースのつくり方  原題:Morning Glory

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

監督に「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル、脚本に「プラダを着た悪魔」のアライン・ブロッシュ・マッケンナで贈るロマンティック・コメディ。

TVプロデューサのベッキー(レイチェル・マクアダムス)は長年勤めたTV局を突然解雇されるが、意地で他局のプロデューサの職を得る。しかし担当する番組は、万年最下位の打ち切り寸前の早朝情報バラエティである「デイブレイク」。視聴率挽回のため、長年憧れであったマイク・ポメロイ(ハリソン・フォード)を起用し、立て直しを図るが、共演のコリーン・ペック(ダイアン・キートン)とも上手くいかない。番組の行く末は・・・。

観終わってとても気分の良い作品。

ストーリーはそれほど複雑ではなく、瀕死の番組を立て直すべく、とてもプロデューサに見えないベッキーが、大物キャスターのマイクに振り回され、コリーンとの確執も生まれてしまう。過去の経歴に囚われて、報道する内容も選ぶようなマイクだったが、徐々にベッキーと理解しあえ、最後は番組にかかわる全員に一体感が生まれハッピーエンドというもの。まるで絵に書いたようなストーリーだし、多少、「プラダを着た悪魔」臭がしないこともないが、ロマンティック・コメディとして十分楽しめる内容になっている。

それぞれの役者の持ち味が十分出ており、ハリソン・フォードの重さ、レイチェル・アクアダムスの軽さが上手く癒合してバランスが取れていた。また、普通の笑いあり、ブラックな笑いあり、皮肉な笑いありでとても楽しめ、主人公のベッキーも頑張る姿がとても清々しく映り、純粋に楽しめた。

本作で過去の栄光に囚われていて、真面目路線の仕事しかしないマイクだが、ラストには番組内で料理を始める。それは何か一皮むけたというか、彼の中で新境地だったと思うが、それが丁度ハリソン・フォード自身に生き写しされているようだった。ワタクシの記憶ではハリソン;フォードと言えば、ハン・ソロやインディアナ・ジョーンズのイメージだし、最近ではICE特別捜査官か。何にしても映画としてアッパーエンドの役しかやってない。それが、本作の様なロマンティック・コメディに出演するなんて想像ができなかった。だが、コメディにおけるハリソンは、やはりハリソンだ。エプロンをして料理をしていてもやはり様になる。悔しいくらい格好いい。

ベッキーは良く喋るし、とてもプロデューサとか思えない風体だが、中身はしっかりしているという、ギャップが持ち味。プロデューサなので番組に出ないので派手な見せ場も無いのだが、プライベートは不器用ながらも、番組に対する一途な想いは誰もが応援したくなるだろう。

ベッキーの向こう見ずで一途な所や、その熱さ、そしてマイクの仕事に明け暮れた後に得た物、そして冷めた現実、さらに前述したキャラ的な軽さと重さ、とてもコントラストが効いていて、それらが最後は調和しハッピーエンドに終わるのは、とても気分が良い。

コリーン役のダイアン・キートンは本当に頑張ったと思う。キャラ的にも立ち位置がちょっと微妙だったが、上手くベッキートマイクの三角関係を作りだしていたし、番組の様々な企画をこなす姿は頭が下がる思いだ。最近REDにしろベテランの頑張りが若手より光っているとは実に面白い。

最後にどうしても言わなければ気が済まないのが1点ある。それは邦題だ。この作品は恋はただの伏線なだけで、メインストーリーとはあまり関係が無い。恋とつけて、いかにもラブコメと思わせるのは、幾らなんでも有りえない。

ベタベタな物語といえばそうなのだが、それをしっかり作っていて、観た後に爽快感が残る作品は意外と少なく、ハッピーエンドのお手本の様だ。そういう意味でも、本作は良作と言って良いだろう。

評価:★★★★★★★☆☆☆

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