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映画レビュー 「ブラック・サンデー」

ブラック・サンデー  原題:Black Sunday

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【allcinema】  【IMDb】

午前十時の映画祭 青の50本で鑑賞。

元AP通信のトーマス・ハリスのベストセラー小説が原作。
大統領を含む数万人の観客が押し寄せるスーパーボールのスタジアムを襲おうとするテロリスト集団「黒い9月」と、イスラエルの特殊部隊の攻防を描いたアクション・スリラー。

特殊部隊隊長のカバコフにロバート・ショウ。テロ首謀者のダーリアにマルト・ケラー。テロに加担する元米軍のランダーにブルース・ダーンが演じる。最近ではマルト・ケラーは「ヒア アフター」にも出演している。

どうも当時は上映に当たりテロ予告があり、お蔵入りになったようである。

冒頭から、巧みに顔を明かさずミステリアスさを醸し出すダーリアの様々なカットで、すぐに作品に引き込まれる。
この作品中で一番凝ってるカットだ。まさかこの様な美女がテロ首謀犯だとは思わないだろう。そして主人公がイスラエルの特殊部隊員というのも絶妙な設定だ。この時期は中東に平和が訪れる予感のあった時期でもあり、政治的な背景が見え隠れしなくもない。

思わずシンパシーを感じてしまったのは、ランダーである。彼は飛行船の胴体にプラスチック爆弾と鉄球を埋め込み、飛行船を巨大散弾銃として改造し、スタジアムの観衆を殺戮する計画を企てる。彼はダーリアの反対を振り切り、田舎の小屋でテストを実行する。そして鉄球が均等に飛び散り、小屋に均等に穴が開いたのを確認すると満足げだった。この瞬間、完璧症で予測と実際が一致する所に快感を感じるあたり、技術者として妙な共感を得てしまった。

最近では対テロ作品と言えば、筆頭に挙がるのが24だろう。かなりの長シーズンに及んだため、24がテロ映画(作品)のスタンダードになってしまっている感は否めない。それはスピード感であり、規模間である。さすがに24のスピード感には足元にも及ばないが、規模間としてはなかなか面白い仕上がりになっている。当時としてはアメリカのお祭りともいえるスーパーボールで、その観衆を飛行船から狙うという発想はエキサイティングだ。

クライマックスのシーンでは、今観れば意外と単純な攻防戦ではあるが、スターウォーズのジョン・ウイリアムズのBGMとも相まって、何故かとてもスリリングで手に汗をかいてしまう。当然と言えば当然なのだが、前述の田舎の小屋でのテストにより、今回のテロ兵器の威力を見せ付けているので、被害が想像できてしまう。それも緊張感を煽る一助になっており、単純ながらも感心してしまう。

当時の時代背景を考察しながら人物関係を追う楽しみや、やはり映画史上、かなり印象的な飛行船のシーンは映画ファンは必見だろう。

評価:★★★★★★★☆☆☆

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