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映画レビュー 「ザ・ライト -エクソシストの真実-」

ザ・ライト -エクソシストの真実-  原題:The Rite

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

ライト(Rite)とは儀式の事。その悪払いの儀式を執り行うエクソシストが如何に出来上がっていくかを、実在のエクソシストや実際に行われているというバチカンでの講義にインスパイアされながら描いた作品。主演は『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンス、新鋭のコリン・オドナヒュー。監督はミカエル・ハフストローム。

神学校で卒業を控えていたマイク(コリン・オドナヒュー)は、自身の信仰を見失ってしまい、司祭を辞退しようとしていた。が、講師の強い薦めで、バチカンで行われているエクソシスト養成講座を受講する。信仰の道に進みながらも科学的視点を失わないマイクは、どうしても悪魔の存在を信じることができない。そんな時、彼はルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)と出会う。そこで彼が体験したものとは・・・。

この作品が新しいところは、エクソシストになっていく様が描かれていることと、マイクが悪魔はおろか自身の信仰心すら揺らいでいるということだろう。その結果、悪魔が取りついているということに対して、客観的に科学的な見方をするところから入るところだ。最終的には悪魔や神の存在を信じ、りっぱなエクソシストになりはするのだが、ワタクシの様に信仰が無かったり、科学でありきな考え方を持ってる人にとっては、段階を踏んでいるので感情移入しやすかった。

逆説的に、最初から悪魔はありきでいかに闘うかだけにフォーカスしてた人や、信仰のある人にとっては、前半部が冗長と感じるかもしれない。

さて、本作は見どころは何と言っても、アンソニー・ホプキンス以外の何物でもないだろう。エクソシストから始まり、悪魔に取りつかれ、善と悪を双方とも演じ切った彼の底力を見せつけられた感じだ。作品自体が非常にリアリティが高く、緑のゲロを吐いたり首が180度回ったりする様な演出が一切ない。その分、作品の出来が役者の演技力に依存している。そういう意味で、アンソニー・ホプキンスは一人二役を演じ切り、作品を成功に導いたと言っても過言ではない。

バチカンでの講習のシークェンスで、悪魔にも階級があるという話があった。そこで、ルーカスに取りついた「バール」という悪魔を調べてみたら、納得してしまう事実が分かった。Wikipediaによれば、この悪魔は体が蜘蛛で、人間、蛙、猫の頭部を持った悪魔らしい。そう、猫も蛙もルーカスの自宅にいるものだ。そしてマイクの寄宿舎にも大量発生した蛙。そういう事かと妙に納得してしまった。バールの事は一切知らなかったので、何で蛙があんなに出てくるのか全くの謎だったが、こういう関連がどうもあったらしい。

悪魔祓いの作品だと、どうしても初代エクソシストの印象はどうしても強い。そして実話がベースのものだと最近ではエミリー・ローズが記憶に新しい。エミリー・ローズも悪魔に取りつかれたのか、病気なのかが論点であったが、謎解き的要素が強かった。本作はこれらの作品と比べると、取りつかれたおぞましさ的な部分では劣るものの、エクソシストになるという切り口は新しい。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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コメント
個人的には、緑のゲロを吐いたり首が180度回ったりするアンソニー・ホプキンスもちょっと見たかったかもです(エクソシスト歩きもしてほしい)。
2011/04/17(日) 11:45 | URL | ふじき78 #rOBHfPzg[ 編集]
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