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映画レビュー 「BIUTIFUL ビューティフル」

BIUTIFUL ビューティフル  原題:Biutiful

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

実際に高い失業率や移民が社会問題となっているバルセロナの裏社会を背景に、ある日突然余命2か月を宣告された男が、余命を家族への愛に注ぐヒューマンドラマ。監督は「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。主演はペネロペ・クルスを妻に持つハビエル・バルデム

バルセロナで裏社会に生きるウスバル(ハビエル・バルデム)。双極性障害の妻とも離婚し、2人の子供と暮らしていたが、ある日突然余命2か月を宣告される。残されてしまう子供の為に尽くすウスバルだったが・・・。

非常に不思議な魅力を持った作品だ。ウスバルを取り巻く環境、つまり彼の体調であったり、堅気じゃない商売は決して明るい未来を暗示させるのものではない。実際のスペインの高い失業率とも相まって、とてもリアリティに高い描写が多く、悲壮感だけが漂っても良いところだ。
しかし、そんなウスバルはある特殊な力を持っているせいか、どこか人当りが良く、暗い未来の中に、なんとなく暖かさが感じられる独特な空気を醸し出している。

そんな暖かさを持ったウスバルが、子供たちに悟られないよう、残された命を一生懸命捧げながらも、最後は子供達も気づき、深い愛を感じさせるポジティブな描写と、妻であるマランブラの双極性障害の再発や、ビジネス相手の中国人グループのトラブルなどのネガティブな部分がリアルに描かれ何とも言えない余韻が残る。

ラストシーンのワタクシの解釈は、若かりし頃のウスバルの父と冬の海を見ることができたと感じた。(もう一回観て確認したいのだが・・・)

最後に、ハビエル・バルデムは何であんなに疲れた顔になってしまったのだろうか。役作りなら良いが、ペネロペに生気を吸い取られてはいまいか・・・。

評価:★★★★★★★★☆☆

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コメント
私の解釈は息子との魂の会話だと思っています。家族で行くはずだった雪の中での会話。奥さんが、息子はタバコも喫うし、ある意味大人だと言っていました。そして交わされる会話はまるで子供のような会話。直前のシーンでは娘とのやりとりであることからもあの青年は息子に他ならないと感じています。自分の最後にとって、最も気になるのは子供達のことでしょう。あのシーンで息子との約束も果たせたし、思い残すことはなくなったのではと思います。
2011/07/14(木) 21:47 | URL | 名無し #4txk8lwU[ 編集]
コメントありがとうございます!

私が何で父だと思ったかというと、ウスバルは生きた父と一度も会った事が無く、棺を移動するときに初めて触れ、彼の能力で生きてるときの父と交流できた。どことなく、誰なんだか探っている様な表情は、父と会った事がないからだと推定しました。

彼らの視線の先に何があるかは、途中にヒントがあったのですが、引き込まれて観ている忘れてしまいました・・・。

ラストは色んな解釈があるとは思いますが、この作品に限ってはどれもが正解なのではないかと考えています。そこから何かを感じ取れれば良いのかと。

またコメントよろしくお願いします!
2011/07/15(金) 23:35 | URL | Nightwalker #HfMzn2gY[ 編集]
ウスバルは死ぬことを恐れた。天国に行けないと思った。しかしウスバルの父が天国へ導いてくれた。ここにビューティフルの意味があるのではないか と思います。
2012/03/22(木) 23:36 | URL | AAZZ #-[ 編集]
ビューティフル=天国という解釈ですね。

そうですね、ウスバルの今までとは一転した生き方と、その終わらせ方はまさに美しいと思います。

「天国にいけないと思った」というのは思いつかなかったです。ありがとうございます。
2012/03/23(金) 02:42 | URL | Nightwalker #HfMzn2gY[ 編集]
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