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映画レビュー 「スペイン一家監禁事件」

スペイン一家監禁事件  原題:Secuestrados(Kidnapped)

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

ミゲル・アンヘル・ビバスという監督も日本では大して知られていなく、俳優陣も無名な者ばかりだが、ドキュメンタリーとも取れるリアリティ溢れるバイオレンス・スリラー。

スペイン郊外の家に引っ越してきた一家は、その引っ越してきた夜に突然、3人の覆面強盗に押し入られる。強盗は暴力と凌辱により一家を服従させ、金を奪おうとする。捉われた一家の運命は如何に・・・。

これはなかなか面白い作品だ。ストーリー的にはシンプルで、強盗に押し入られ、ATMに金を下ろしに生かされた父親のハイメ(フェルナンド・カヨ)のシークエンスと、自宅に監禁され、暴力と凌辱で服従させられる母マルタ(アナ・ワヘネル)と娘イサ(マヌエラ・ベイェス)のシークェンスに分かれる。

イベント的には監禁ものの王道を突き進むのだが、描写の仕方が、サスペンスやスリラーというよりかは、ドキュメンタリーに近いくらい、リアリティに溢れるのが特徴だ。これはひとえに、アナ・ワヘネルとマヌエラ・ベイェスの怯え方、息の使い方がとてもリアルであるに他ならない。緊張感をヒシヒシと感じ取るのがこの作品の楽しみの一つだ。

それを助長させる様な、救いの無い終わり方。恐らく実際はこの終わり方が正しいのだが、久しくあっけにとられてしまった。この感覚は、「イデオン」を見て以来である。

思い切りよくここまでやったのは良いが、強盗団が多少間抜けで突っ込みどころが多かったり、中盤でいい加減、母娘の叫び声が鬱陶しくなってきて、色々なドラマで「泣くんじゃねー!」と強盗が叫ぶ気持ちが分かったりする様なところはあるのだが、百歩譲って置いておいたとしても、何かもう一捻り、時間縛りの要素の様に、強制的に訪れる何かがあると、より緊張感が途切れなかっただろう。

こういう直球勝負な作品は嫌いじゃない、というかむしろ好きだし、それでいてここまでやれるなら、なかなか大したものである。変化球の作品が増えてきてる現代だが、敢えて直球の騙しの効かなさ、明快さも素直に楽しみたい。

評価:★★★★★★★☆☆☆

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