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スーパー!

スーパー!  原題:Super

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

冴えない中年男が奪い去られた妻を取り戻そうと、ヒーローになりきり孤軍奮闘するヒューマン・コメディ。主演はレイン・ウィルソン。共演にエレン・ペイジ。監督は「スリザー」のジェームズ・ガン。

サラ(リヴ・タイラー)と結婚できた以外は全く冴えない人生を送っていたフランク(レイン・ウィルソン)。しかし最後の頼みの綱のサラも麻薬ディーラーのジョック(ケヴィン・ベーコン)に連れ去られてしまう。サラを取り戻そうと、スーパーヒーローのクリムゾン・ボルトになり戦うことを決意する。

その設定や世界観がキック・アスと通じるところと、日本では公開が本作の方が遅かったので、キック・アスの二番煎じという批評をたまに目にするが、ストーリーは本作の方が悲哀に満ちているし、主人公を取り巻く環境や、様々な表現手法も全く異なり、全く違った魅力を持っている。

まず主人公のフランクが、もの凄く狭い範囲ながらもまるで世界の終りかの様に、自分の冴えない人生を悲観する時点で、この位の年代の人にはしみじみするはずだ。そして自分の数少ない人生での成功を奪われたのでは黙っているわけにはいかない。神のお告げといういかにもアメリカらしい発端ではあるものの、レンチを武器に悪党をぶん殴って流血させていく様は、サラリーマン世代が持つ不条理な事への憤りに対して心の奥底に秘めている逆襲に通じるものが有り、観ていてスカッとする。

リビー(エレン・ペイジ)が扮するボルティーは、これまたとても魅力的なキャラクタだ。リビー自体がコミックストアの店員であり、いわゆるオタクに属する。そんな特殊能力も持たないリビーがヒーローになったところで、ロクに活躍できるわけがないのであるが、そのサイコチックな性格も手伝って、まぐれで敵を倒していく。

そう、共通するところは、どちらも等身大なのだ。スーパーヒーローと言っても何の特殊能力も、武器もある訳ではなく、普通の人間がコスチュームを着ただけだ。ここで非常に親近感を覚える。

そして衝撃的だったのが、バイオレンスシーンだ。下手なホラー映画よりも格段にリアルな表現がされている。レンチで相手の頭を殴り流血するシーンや、その後のはっと息を呑むシーンまで、正直開いた口が塞がらなかった。

本作は軽いノリで観ようとすると、内容も表現も結構重く痛い目に合うので、それなりの覚悟を持って観て欲しい。その代り、素晴らしい作品であることは間違いない。評価は向かない人には全くハマらない作品だとは思うが、ワタクシにはハマったので、★8を付けた。

P.S.この作品で、エレン・ペイジは相当なブレークスルーを経験したのではないだろうか。

評価:★★★★★★★★☆☆

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2011/08/07/21:52 | LOVE Cinemas 調布 | スーパー! ドラッグディーラーに愛する妻を奪われた中年男が、妻を取り返すべくヒーロー“クリムゾンボルト”へと変身する。相棒のボルティを引き連れて、彼は妻を救い街から悪を駆逐することができるのか?!主演は『メタルヘッド』のレイン・ウィルソン。共演に『JUNO/ジュノ』の...


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