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映画レビュー 「ゴーストライター」

ゴーストライター  原題:The Ghost Writer

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

ロバート・ハリスの同名ベストセラーを「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が映画化したサスペンス。自叙伝を発表する元英国首相にゴーストライターとして雇われた主人公が、国家を揺るがす秘密に迫ったばかりに、大きな陰謀に巻き込まれていく様を描いていく。主演はユアン・マクレガー。共演にピアース・ブロスナン。

 イギリスの元首相アダム・ラングの自叙伝の執筆のため、フェリーから転落死した前任の後釜を務める事になった一人のゴーストライター(ユアン・マクレガー)。乗り気でないが高額オファーのため、ラング(ピアース・ブロスナン)が滞在するアメリカ東海岸の孤島へと向かう。前任の仕事を整理しながら執筆を進めていく中で、ラングに対する疑惑が浮かび上がる。前任の死を含め謎に迫ろうとするゴーストライターだったが・・・。

舞台がアメリカでありながら、イギリスの様な終始薄暗い雰囲気はポランスキーならではといったところだが、作品そのものは至って普通のサスペンスでしかなかったという印象だ。

主人公は今明確な役名が無く、単にThe Ghostとされるだけであるため、以下ゴースト記す。彼がゴーストとなり、ラングのところまで行き、ラングにテロ容疑者への拷問容疑がかけられ、それを切っ掛けにゴーストが調査を開始するのだが、ここまでの件が長すぎて少々飽きてしまう。

そして調査を進めるにつれ、ゴーストの身にも危険が迫るのだが、それほど差し迫った様に感じられない、というか何故か犯人側から本気でゴーストを殺そうという気迫が感じられないのだ。これは終始薄暗さに包まれた田舎町の光景が、緊迫感をモノの見事にスポイルしてしまっている様に感じた。全てのトーンが同じに見えてしまうのだ。薄暗い雰囲気はサスペンスらしい重苦しさを醸し出す一方で、思わぬ副作用があったというイメージだ。

謎解きにあたる部分も、結論ありきで無理やり合わせこんだ印象を受けた。原作は読んではいないのだが、謎自体がオールドファッションな上にご都合主義がかなり強く出ている。そう、とにかく全てが古臭い。それはそれで良い面も多いし、サスペンスはとても難しいジャンルだという事も理解している。しかし、それでも近代のサスペンスと比べるとどうしても見劣りしてしまう。裏を返せば、それだけ安心して見てられるという事ではあるのだが・・・。

だいぶ酷評になってしまったが、それまでの伏線がしっかり一つにまとまるラストや、一連のシークエンスには無理はあるものの破綻などなく、抑えられているので及第点は十分とれていると感じた。また、BGMは良く出来ており暗い作風にピッタリな曲調で、古さの中に新しさを感じる不思議な魅力をもった音だ。典型的なサスペンスが好きな方にお勧めしたい。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

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