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映画レビュー 「ダークナイト ライジング」

ダークナイト ライジング  原題:The Dark Knight Rises

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【公式サイト】  【allcinema】  【IMDb】

クリストファー・ノーラン監督版“バットマン”の最終章。ゴッサムを守るため自ら罪を被り沈黙を守っていたが、新たな敵べインの攻撃を前に再び立ち上がり、最終決戦に臨む。

まず邦題がちょっと分かりにくいのだが、原題はRisesなので、前作ダークナイトで罪をかぶり闇に消えたバットマンが、再び立ち上がるという意味で取って良いと思う。と同時に這い上がるという意味もあるだろう。これはみれば分かる。

ノーランの前2作、「バットマン・ビギンズ」、「ダークナイト」と合わせて一つの大きなストーリーになっている、もちろん本作単体で鑑賞しても楽しめる様にはなっているものの、繋がりを重視する部分が多々あるので是非チェックしてからの鑑賞をおススメする。

言わずもながだが、ノーランのバットマンは皆がイメージするアメコミヒーローではなく、陰の部分を持った矢面に立てないヒーローであり、本作でもそれはもちろん継承される。ここが大きな評価の分岐点であり、この雰囲気がダメな人はシリーズどれもパッとしないだろうし、その陰の部分にカッコよさを感じるのであれば、これほどのヒーローはいないだろう。ワタクシは肯定派だが、断っておくがノーラン信者ではない。

最後の敵はべイン(トム・ハーディ)彼の生い立ちは劇中で明かされていくが、最後の敵役として役不足かと思っていたが、かなりパワフルでバットマンを力でねじ伏せる辺りでそんな考えは吹き飛んでしまった。また同じく心配していたアン・ハサウェイもキャット・ウーマン(とは名付けられてないが)にはピタリとハマっていた。

多分初めて見ると思うのだが、バットマンが日中に皆の前でべインと大格闘するのである。普段なかなか見れないバットスーツのディテールも垣間見れ新鮮な感じだ。アクションのし易さなどを考慮し、夜の格闘シーンでは実は違う形状や素材のものを着てるのでは無いかと邪推していたが、今回そうでもなさそうだという事が発見できた。

本編で終始語られるのが死についてである。ブルースの死と信念に対する考えと行動、アルフレッド、ゴードン、ジョン、べイン、ミランダ、それぞれのその想いが交錯する。特にアルフレッドは序盤から、というかビギンズからずっとブルースを気遣い、今回はその本気度が思いっきり伝わって来てこちらも切なくなってしまった。ストーリー的にも目新しさはないのだが、登場人物の秘めた思いが感じ取るには邪魔にならず良いくらいだ。

さて、この死に対する覚悟の件が多いのは、やはり結末に非常に影響しているからだろう。

この先はネタバレするのでご注意願いたい。







ワタクシの考えはもちろんバットマンは死んだと考えるのが自然だろう。それは再三、ブルースがゴッサムを守るために命を捧げるような発言をしているからだ。ゴッサムを襲う可能性の最大の脅威である、ラーズ・アル・グールの一派が根絶したこと、レイチェルを死なせてしまった彼に、ゴッサム以外に失うものなど無いのである。

もちろん、アルフレッドがカフェでブルースとセリーナを見かたとか、半年前にオートパイロットのリプログラミングがされていた件があるが、前者はそういう幻想を抱いたというエピソードもあったし、後者はアメコミに対しての配慮ではないかと考える。「負け」を知らない(認めない)アメリカにとってヒーローは死んではいけないのだ。だから敢えてあのカットを入れどちらにでも取れる解釈にしたのだろう。

ただワタクシにとっては、皆の犠牲となり爆弾を運んで行く雄姿をゴッサム市民、特に橋上の子供たちの目に焼き付けているのだ。死んだとする方が最高の幕切れだとして、自分の中で終止符を打った。

評価:★★★★★★★★★★




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コメント
なかったはずの自動操縦が実在していた件と、アルフレッドが出会うエピローグで、明らかに彼が生きていることを意味していると私は取りました。いろいろ意見ありますね!
2012/07/30(月) 04:09 | URL | onscreen #-[ 編集]
コメントありがとうございます。
そう、あれはどっちにでも取れる作りなんですよねー。
ワタクシも色々考えましたが、他にも色々理由があってやはり自分の書いた通りに落ち着きました。

でも、そのどれもが、誰もが確証は無いので、自分の中にあるバットマン像のままで良いと思います。
2012/07/30(月) 08:36 | URL | Nightwalker #HfMzn2gY[ 編集]
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