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映画レビュー 「フロスト×ニクソン」

フロスト×ニクソン  原題:FROST/NIXON

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332592

http://www.imdb.com/title/tt0870111/

ウォーターゲート事件が切っ掛けで辞任した、37代アメリカ合衆国大統領を務めたニクソン(フランク・ランジェラ)と、辞任後に独占インタビューに人生をかけてチャンレンジしたフロスト(マイケル・シーン)との対決を描いた作品。

このインタビューでニクソンは失言をしてしまう。
もちろん、恩赦を与えられてる以上、それ以上どうにもならないのだが、テレビを見ている視聴者は分かっている。
どっちが勝って、誰が悪かったのかと。

もっともニクソン側は自信の威信回復のために、相手として完全になめきっているフロストを選ぶ。
完全論破して、政界に返り咲きたい思惑だ。

一方のフロスト側もブレーンを集め、攻撃する切り口を探しだす。
しかしインタビューが始まった瞬間に、とんでもない化け物を相手にしているという事に気づかされる。
それもそうだ、相手は口で国を動かす仕事をしている相手だ。
生半可な突っ込みなど何の意味をなさない。

ここからの心理戦は非常に興奮する。

今までの政治人生で培ったノウハウを総動員し、このまま完全に見下し、自信の復活の切っ掛けにしたいニクソンと、インタビュー費用を借金までし、人生をかけて成功したいフロストとの、まさに「ルール無用」の戦いが始まる。

この作品の魅力は、何と言ってもニクソンだ。

あれだけ汚職だの盗聴だので、ダーティーなイメージしかない悪人のはずなのに、何故もあんなに魅力的に見えるのだろう。ふてぶてしくホワイトハウスを去る所、雄弁にフロストの質問を切り返すところ、そして最後には何故かニクソンが正しいと思えてしまう所。

一方で彼の生い立ちにはコンプレックスがあり、彼自身、何の不自由も無く育ってきた連中には絶対に負けたくないという信念を持ち、また上に立つ人間にありがちな孤独でもあった。そんな悲しい一面が、フロストとの電話で明らかになる。

こんな憎たらしくも魅力的な悪役は、ダースベイダーを彷彿とさせる。

一方のフロストもなかなかの魅力である。
強気を装っているものの、スポンサーは付かず、ニクソンと初戦でガツンとやられ、その狼狽ぶりは同情さえ覚える。しかし、彼も背水の陣で見せた自信に満ちた突っ込みは、見ていて清々しい。

多少はフィクションが入っているものの、事実に基づいた話はやはりリアリティが段違いだ。
この魅力たっぷりな二人による、人生をかけた戦いは一見の価値ありだろう。

評価:★★★★★★★★☆☆

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