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映画レビュー 「レポゼッション・メン」

レポゼッション・メン  原題:Repo Men

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http://repo-men.jp/
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336631
http://www.imdb.com/title/tt1053424/

ジュード・ロウ主演のSFサスペンス。ユニオン社が提供する人工臓器を使えば延命が可能な近未来が舞台。しかしその価格は数千万円単位であり、ローンが滞った場合は、強制的に「レポメン」と呼ばれる回収屋に強制的に回収されてしまう。そのレポメンであるレミー(ジュード・ロウ)がある理由で人工心臓を使う事になり、高額な負債を抱えてしまう。追う立場から一転、追われる立場になった者の心境の変化や逃走劇をスリリングに描かれている。

この作品には色々な側面がある。直球勝負だと、人工臓器が発達し、金さえ払えば延命が可能になった時代そのものの倫理。そして貧富の差から寿命が決まる事に対する倫理。一方で強制回収=殺人がまかり通る倫理。最後に脳死的な状態でも生かしておく事の倫理だ。SFサスペンスとは言え、全てにおいて倫理を問われている作品になっている。追う物が追われる立場に変わり、その時初めて追われる者の心境が分かる、という展開はベタベタなのだが、これだけ全ての事象が倫理を問われるような作品はなかなか無く面白い。

ワタクシはふと、大学の講義で選択した倫理学で、脳死は死か否かという内容を論議したのを思い出した。当時ワタクシは脳死は死だと考えた。しかしこの映画の世界観が実現しているのであれば、違った見方をするかもしれない。その位、強烈なイメージの残る作品だ。

堅苦しいことばかりかと思うとそうでもない。ジュード・ロウのなかなか派手なアクションシーンや、平然と行われる臓器回収シーンのお陰で、その堅苦しい倫理観の是非が上手く薄まっていてバランスが取れている。ジュード・ロウのアクションは見もので、相当トレーニングを積んだ事をうかがわせる。

たんなるサスペンスではなく、意外と奥の深い作品である。ただ個人的には結末がどうにも後味が悪い。そこまでやる(倫理観を問う)必要があるのか?と疑問に思ってしまった。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆

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